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- 村上春樹はくせになる 増補版
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- 価格
- 704円(本体640円+税)
- 発行年月
- 2015年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784022647924
[BOOKデータベースより]
今や世界中の読者が最新作を待ち望んでいるハルキ作品。繰り返し現れる「闇の力」、「鼠」や「羊男」は何を意味するのか。作品にちりばめられた謎とつながりを読み解けば、もっと深く読むことができる!文庫化に際し、最新長編『1Q84』『多崎つくる〜』の項を大幅加筆。
1(ようこそ現実へ―『アンダーグラウンド』『約束された場所で』;ここに来て―『スプートニクの恋人』;もうひとつの社会復帰―『神の子どもたちはみな踊る』;メタファーの森)
2(失語からの出発―『風の歌を聴け』;作家「鼠」の死―『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』;「終り」の終わり―『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』;埋葬された時間;世界の端で踊る;空中庭園の失墜;井戸を埋める;鏡よ、鏡よ!)
3(「リトル・ピープル」とは何ものか―『1Q84』;「魔都」名古屋と、十六年の隔たり―『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』)
国際的評価がありながら、刊行する小説はすべてベストセラーになるというまれな作家、村上春樹。作品を巨大な網の目状のアーカイブとして読み解き、その魅力と秘密をさぐる。文庫化に際して2作品を増補。