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[BOOKデータベースより]
里山の危機と希望…「婦唱夫随」の農の道は農山村の農家が歩んできた小規模循環型農業経営を彷彿させる。同時に書籍の杜を訪ねる旅は定年後の帰農希望者、あるいはこれから市民農園などで土に親しもうと思う人々には恰好の「水先案内」でもある。
第1部 農の史的点描(徳冨健次郎著『みみずのたはこと』を読む(岩波文庫、一九三八年);山川菊栄著『わが住む村』を読む(岩波文庫、一九八三年、初版、一九四三年);有賀喜左衛門著「炉辺見聞」(一九四八‐一九七一年)を読む(『有賀喜左衛門著作集10巻』収録、未來社、一九七一年);きだみのる著『にっぽん部落』を読む(岩波新書、一九六八年);深沢七郎著『百姓志願』を読む(毎日新聞社、一九六八年);杉浦明平著『農の情景―菊とメロンの岬から』を読む(岩波新書、一九八八年);守田志郎著『対話学習 日本の農耕』を読む(農山漁村文化協会、初版一九七九年))
[日販商品データベースより]第2部 農の危機と再生(小島麗逸著『新山村事情』を読む(日本評論社、一九七九年);山下惣一著『農から見た日本』を読む(清流出版、二〇〇四年);井上ひさし著、山下惣一編『井上ひさしと考える 日本の農業』を読む(家の光協会、二〇一三年);金子勝編『食から立て直す旅―大地発の地域再生』を読む(岩波書店、二〇〇七年);エドワード・レビンソン著『ぼくの植え方―日本に育てられて』を読む(岩波書店、二〇一一年);伊藤礼著『耕せど耕せど―久我山農場物語』を読む(東海大学出版会、二〇一三年))
第3部 里山へのまなざし(内山節著『里の在処』を読む(新潮社、二〇〇一年);藻谷浩介・NHK広島取材班著『里山資本主義―日本経済は「安心の原理」で動く―』を読む(二〇一三年、KADOKAWA);田中淳夫著『いま里山が必要な理由』を読む(二〇一一年、洋泉社、改訂版);徳野貞雄著『農村の幸せ、都市の幸せ―家族・食・暮らし』を読む(二〇〇一年、NHK出版、生活人新書))
「婦唱夫随」の農の道は農山村の農家が歩んできた小規模循環型農業経営を彷彿させる。定年後の帰農希望者、あるいは市民農園などで土に親しもうと思う人々には格好の「水先案内」でもある1冊。