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- インターネットは永遠にリアル社会を超えられない
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- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2015年02月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784799316177
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[BOOKデータベースより]
「インターネットは世論を反映している」という世界観が、いまだに社会にはびこっている。ネットで目立つ言論や、それに対する反応は、氷山の一角として飛び出した存在であり、海面下にはその何万倍もの人々がいる…そんな固定観念は、まったくの誤りなのだ。また、ネットが社会をつなぎ、「新しい価値を創造する」というのも嘘である。古色蒼然たる「ネット万能論」は害悪でしかない。本書は、「インターネットは無効である」ことを、さまざまな角度から点検していく。ネットユーザーの手前勝手な思い込みには疑問を呈し、ネットの声に必要以上に反応し、ありもしない価値を見出してしまう人々に対しては警鐘を鳴らすものである。
序章 インターネットという島宇宙(再生回数で世論は推し量れない;ネットが革新的だと信じ込んでいいのか?;もの言わぬ沈黙の民 ほか)
[日販商品データベースより]第1章 僕たちが見ているものは何なのか(「氷山の一角」理論の嘘;ほとんどは「読むだけの人」(ROM専);日本人に特有の時間の使い方)
第2章 亀の甲羅の中の人(次世代の党の誤算;ネットでは人気野党第1党;「もの言わぬ人」は沈黙でNOを示す ほか)
第3章 ネットは既存メディアの「反射空間」(不毛なニューメディアVSオールドメディア論;「バルス」を唱える仲間たち ほか)
第4章 「現実」と「仮想」のはざまで(「仮想空間」と「現実空間」の優劣論;電車男はネットを“卒業”しなければならなかった;ネットの差別的イメージ ほか)
終章 それでも「現実」を求める人間(Facebookとザッカーバーグ;電子や光が世界を駆け巡ろうとも…;冷酷と優しさ ほか)
ネット世論は、リアル社会と隔絶した「もの言うごく一部の人々」のノイズであって、「もの言わぬ多数の人々」の声ではない。「インターネット万能」といわれる社会を、様々な角度から痛烈に点検し、批判していく。