近世日清通商関係史

東京大学出版会
彭浩　

• 価格: 6,600円（本体6,000円＋税）
• 発行年月: 2015年05月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784130262408

内容情報

[BOOKデータベースより]

近世日清関係史を問い直す―通商関係の視点から
第１部　通商関係の制度的基盤（信牌制度のメカニズムと確立過程；「信牌方」及びその職務について；清朝の日本銅調達と信牌対策―「倭照」関係史料の分析から）
第２部　通商関係の法的規制（享保期の唐船「打ち払い」と幕藩制国家；近世日本の唐人処罰―「日本之刑罰」の適用をめぐって；清朝から見た近世日本の対外関係）
第３部　通商関係の担い手の再編（「官商」范氏の日本銅調達と債務問題；唐船商人の組織化―「額商」の成立と貿易独占を中心に；貿易独占組織「官局」「民局」の経営構造；両局体制と「約条」貿易）
近世日清通商関係史の構築に向けて

[日販商品データベースより]

徳川幕府・清朝双方の貿易政策を分析。国交も交渉も欠如するなかでいかに、長崎貿易を維持することができたのか。日中双方の史料を読み解き、東シナ海域の国際秩序および東アジア国際関係の再構築を試みる。〈受賞情報〉日経・経済図書文化賞（第５８回）