政論家の矜持

中華民国時期における章士□と張東そんの政治思想
現代中国地域研究叢書　１０

勁草書房
森川裕貫　

• 価格: 5,500円（本体5,000円＋税）
• 発行年月: 2015年01月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784326349005

内容情報

[BOOKデータベースより]

中国の政治制度や自由主義について思索を重ね、多くの政論を執筆した章士〓（しょう）（１８８１〜１９７３年）と張東〓（そん）（１８８６〜１９７３年）。この二人の政論家を通じ、中華民国時期の政治思想を読み解く。

政論家、章士〓（しょう）と張東〓（そん）
第１部　章士〓（しょう）の政治思想（イギリス型政治の希求―『民立報』における章士〓（しょう）の政治制度構想；「好同悪異」に抗する―『甲寅雑誌』における章士〓（しょう）の政治思想；議会政治への失望から職能代表制への希望へ―『聯業救国論』から見る章士〓（しょう）の転換）
第２部　張東〓（そん）の政治思想（政論家、張東〓（そん）の始動；社会主義とどう向き合うのか―中国社会主義論戦と張東〓（そん）；民主と独裁をめぐる論争における張東〓（そん）の論理；政治を見つめる士―戦後中国における張東〓（そん）の政治思想）
政論家の矜時
補論　高一涵の思想形成―五四前後を中心に

[日販商品データベースより]

政治に関心を抱きながらも、あくまで批評家として政治に携わろうとしたのが政論家。中国の政治制度や自由主義について思索を重ね、多くの政論を執筆した２人の政論家を通じ、中華民国時期の政治思想を読み解く。