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- ラーゲルレーヴのおばあちゃん
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- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2014年10月
- 判型
- A5変
- ISBN
- 9784906791361
[日販商品データベースより]
クリスマスなのに、わたしはおばあちゃんとふたりきり。わたしはさびしくてしょんぼり。おばあちゃんはそんなわたしを見て…。北欧の女性作家ラーゲルレーヴの口を借りて語り出す、連作聖書民話・第1弾。
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クリスマスなのに、わたしはおばあちゃんと二人きり。さびしくて、しょんぼりしているわたしを見て、おばあちゃんがしずかにお話をはじめます。「むかーし、むかしね」月も星もない、真っ暗な夜。男の人が家々の扉をたたいて、火を少しいただけないかとお願いしてまわっていました。「あかんぼうが生まれたんです。火をかしてください」だけど、どの家も扉を開けてくれません。男の人が家のない野原まで歩いていくと、遠くに小さな火が見えました。そこに行くと、火のまわりにたくさんの羊たちが眠っていました。男の人が火をもらおうと手を差し出した時、いじわるそうな羊飼いが目を覚まし、つえをビューンと飛ばします。ところが・・・。男の人の不思議な力を感じた羊飼いは、火をあげたあと、後ろをつけていきます。そこで彼はとても大切なものを目にするのです。画家の司修さんが、聖書民話から美しく優しい物語を繊細で洗練された絵で描きます。ラーゲルレーヴとは、『ニルスのふしぎな旅』の作者である北欧の女性作家。彼女の口を借りて語り出すというそのお話には、人をおもいやる心、手をつないで生きる喜び、そして人の温かさがあふれています。雪に囲まれて静かで色のないわたしをとりまく世界が、おばあちゃんの話を聞いているうちに、少しずつ明るく賑やかな空間に移り変わっていく様子。読み終わった後には、絵本の中のわたしと同じように、何かに見守られているような幸せな気持ちになれるのです。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
ラーゲルレーヴって、あの女性なのかなぁ・・・なんて思いつつ
ページを繰ると、ふしぎな空間の絵に引き込まれてしまった。
たね火、あかちゃん、羊飼い、ともしび・・。
樅の木のてっぺんに、灯る星。
やはりそうなんだね、メリークリスマスの心地よい一瞬を誘うえほん。
おばあちゃんは、おはなしがとてもじょうずですね。
司修さんのやさしさに、感謝。
イエスに感謝。(もゆらさん 60代・神奈川県 )
【情報提供・絵本ナビ】