[BOOKデータベースより]
奉公に出されるのを嫌い、家を飛び出て十五年。二十八歳になった弥吉は久しぶりに江戸に戻ってきて、偶然幼馴染みの三太と再会する。お互いの実家は焼失し、帰る場所はどこにもない。ふたりは、無住の荒れ寺だった築安寺に住み着き、老け顔の三太が和尚、弥吉が寺男に扮した。さらに、築安寺の和尚は千里眼の使い手だと噂を撒き、相談に来た者から謝礼をせしめようと考える。弥吉には、それができる、ある「特技」があった―。毎度、厄介な相談事に巻きこまれて、右往左往。たくましくてあたたかい、人情味溢れる傑作時代小説。
[日販商品データベースより]いかさまの千里眼でも、救える悩みはある…。老け顔でお人好し、泣き虫の偽坊主。面倒見がよくて頭は切れるが、皮肉屋の寺男。悪党になりきれないふたりが一肌脱ぐ。たくましくて温かい、人情味溢れる傑作時代小説。
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小塚原にある築案寺の住職とそれに仕える寺男の物語。