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ルーマニア領ブコヴィナのユダヤ系ドイツ語詩人たち
東北大学出版会 藤田恭子
点
パウル・ツェランの故郷ルーマニア領ブコヴィナ。ドイツ語文化が根付き、優れたユダヤ系ドイツ語詩人たちが輩出する。だが彼らには、多重的意味での「周縁性」が運命づけられていた。この運命を背負った詩的世界の諸相を明らかにする。
序章 「周縁」に息づく「ことば」を探して(ブコヴィナのユダヤ系ドイツ語文学―その多重的「周縁性」;主要な詩人たち;受容と研究;研究の方法と本書の構成)第1章 ブコヴィナのユダヤ系住民とドイツ語文化(ハプスブルク領ブコヴィナの時代(1775‐1918);ルーマニア領ブコヴィナの時代(1919‐1944);第二次世界大戦後の離散とドイツ語文化)第2章 ルーマニア領ブコヴィナに生きる「ことば」たち(マイノリティ文学としての出発―雑誌『神経』に見る表現主義受容の意味;「ユダヤ」と「ドイツ」の狭間で―アンソロジー『ぶな』の挫折;抒情詩の優位と伝統への回帰―1930年代の相次ぐ詩集出版をめぐって;ショーアーを生き抜く「ことば」―収容所やゲットーで生まれた作品群;共通体験としてのショーアー―ツェラン「死のフーガ」に結晶する詩的諸形象)第3章 戦後のディアスポラを生きる「ことば」たち(社会主義体制下の「ことば」と「伝統」―マルグル=シュペルバーとキットナー;生という闘争における「物の具」としての「ことば」―モーゼス・ローゼンクランツ;「母なる国」としての「ことば」―ローゼ・アウスレンダー;「どこにもない場の光」に照らされる「ことば」―パウル・ツェラン)終章 結びにかえて―「周縁性」の現在
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1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
一覧を見る
[BOOKデータベースより]
パウル・ツェランの故郷ルーマニア領ブコヴィナ。ドイツ語文化が根付き、優れたユダヤ系ドイツ語詩人たちが輩出する。だが彼らには、多重的意味での「周縁性」が運命づけられていた。この運命を背負った詩的世界の諸相を明らかにする。
序章 「周縁」に息づく「ことば」を探して(ブコヴィナのユダヤ系ドイツ語文学―その多重的「周縁性」;主要な詩人たち;受容と研究;研究の方法と本書の構成)
第1章 ブコヴィナのユダヤ系住民とドイツ語文化(ハプスブルク領ブコヴィナの時代(1775‐1918);ルーマニア領ブコヴィナの時代(1919‐1944);第二次世界大戦後の離散とドイツ語文化)
第2章 ルーマニア領ブコヴィナに生きる「ことば」たち(マイノリティ文学としての出発―雑誌『神経』に見る表現主義受容の意味;「ユダヤ」と「ドイツ」の狭間で―アンソロジー『ぶな』の挫折;抒情詩の優位と伝統への回帰―1930年代の相次ぐ詩集出版をめぐって;ショーアーを生き抜く「ことば」―収容所やゲットーで生まれた作品群;共通体験としてのショーアー―ツェラン「死のフーガ」に結晶する詩的諸形象)
第3章 戦後のディアスポラを生きる「ことば」たち(社会主義体制下の「ことば」と「伝統」―マルグル=シュペルバーとキットナー;生という闘争における「物の具」としての「ことば」―モーゼス・ローゼンクランツ;「母なる国」としての「ことば」―ローゼ・アウスレンダー;「どこにもない場の光」に照らされる「ことば」―パウル・ツェラン)
終章 結びにかえて―「周縁性」の現在