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[BOOKデータベースより]
一九六八年前後は岩波書店にとってもおおきな分水嶺となった。出版界は人文書の全盛期を迎え、岩波書店も七〇年代にかけて「思想大系」や『広辞苑』の改訂版など大型企画を続々と送りだしたが、岩波書店が依拠してきた古典的教養の足元は崩れはじめていた。「戦後」からの離陸を模索し苦闘した編集者たちの軌跡を追う。
第1章 「一九六八年」と岩波書店
[日販商品データベースより]第2章 ヴェトナムから遠く離れて
第3章 「T・K生」の時代
第4章 知の旅への誘い
第5章 「相対化」の時代に
1968年前後は岩波書店にとっても大きな分水嶺となった。1970年代、人文書出版を支える教養の足元は崩れ始め、岩波書店も「戦後」からの離陸を模索する。大学紛争から現在までを記した最終巻。