[BOOKデータベースより]
「進歩」を体制イデオロギーとする国家、アメリカ。そんな「進歩の国」になぜ、ティーパーティーやキリスト教保守主義などの強力な保守主義運動が存在するのか?本書ではこの矛盾に着目し、保守主義運動の誕生からティーパーティー運動までを視野に収めて、「アメリカン・イデオロギー」を浮かび上がらせる。
序章 「遍在するアメリカ」をどう対象化するか―親米と反米のはざまで
第1部 保守主義運動の来歴と台頭(アメリカにおける保守とリベラル―対立の起源と展開;保守主義台頭の力学―運動インフラの構築とそのインパクト;保守主義運動の持久力とその限界)
第2部 保守系インフラの役割(保守系シンクタンクとアイディアの戦略的動員;攻勢をかける保守系メディア―「リベラル・バイアス」への不信感とフォックス・ニュースの台頭;宗教勢力の政治活動を支えるインフラ―クリスチャン・ライトの政治的台頭)
第3部 オバマ時代における変化(現象としてのオバマ―「移動し続ける人」の大統領選挙;ブッシュ政権後のアメリカ保守主義―その凋落と再生の条件;変貌をとげる福音派―政治と信仰の新たな関係の可能性;共和党とティーパーティー運動―アメリカ保守主義をめぐる新しい動向)
アメリカにおける保守主義とは何か。保守主義運動が産声を上げた1950年代からティーパーティーが全米を揺るがした2010年ごろまでを対象に、「アメリカン・イデオロギー」を浮き彫りにする。
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保守すべき過去を持たない国、アメリカ。そんな「進歩の国」になぜ保守主義は存在するのか? そこから見えてくる超大国の姿とは?