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[BOOKデータベースより]
スポーツの歴史は記録の歴史だ。極限のその先に到達する瞬間を、どこまで精確にとらえられるか。記録の歴史は測定技術の発展史でもある。順位だけが競われた時代から、ストップウォッチの登場と発達、電子技術の進化にともなって記録の精度は高まっていく。千分の1秒差が勝敗を分け、さらに数万分の1、技術的には数十万分の1まで精度があがる一方で、人間だからこそ発生する問題も登場。それを解消すべく技術はさらに進化し、スポーツのありかた自体も変化していく。限りないスポーツの発展を「計時する」側の視点からとらえたユニークな書。
序章 時は金の時代
第1章 二位が一位のタイムを上回る?
第2章 公式計時を勝ち取れ!
第3章 電子計時がスポーツを変える!
第4章 計時ミス・ゼロをめざして
第5章 これからのスポーツ計時
アスリートたちが極限を超えた瞬間を記録する、計時技術の驚きの進化と変容するスポーツの世界。限りないスポーツの発展を「計時する」側の視点からとらえたユニークな書。スポーツの見方が変わる驚きの1冊。
1000分の1秒、1万分の1秒を可能にした驚くべき「スポーツ計時」の進化と最先端の世界を元セイコー社の「時の研究家」が紹介! オリンピック、世界陸上など世界最高峰のスポーツ競技における計時
の世界は苛烈だ。1000分の1秒どころか1万分の1秒、数
十万分の1秒まで計測できる技術は、スポーツの世界をどう
変えてきたか。セイコー社出身の「時の研究家」が、自らの
体験をまじえつつ驚くべき「スポーツ計時」の進化と最先端
の世界を紹介! ・時計が競技に追いつけなかった時代
・審判が動体視力を鍛える訓練
・「科学のオリンピック」
・東京五輪
・目視に代わる「電子の目」
・1万分の1秒単位までを計測
・微細な計測が新たな
・不平等を生む
・3ミリ差が金銀を分ける
・0.03秒までフライングOKの競泳
・5日で消えた「世界一速い男」
・ピストルは0.5秒早かった?
・「数十万分の1秒」の判別は可能
・失敗すれば世界中に知れ渡る
・100億円を上回る五輪の器材
・計時の誤差よりプールの歪みのほうが大きい?
・50度の高温でもマイナス30度の極寒でも誤作動は許されない
・見直されるフライング規定
・「100ミリ秒未満」は正しいのか
・究極のスポーツ計時とは?