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- さっちゃんとあかちゃん 改訂新版
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こぐま社
森比左志 和田義臣 若山憲
- 価格
- 770円(本体700円+税)
- 発行年月
- 2013年05月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784772102162
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【1977年12月発売】
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さっちゃんはちいさい服をみつけました。「だれのかしら」カタカタカタ、「これあかちゃんのよ」おかあさんがちいさなうぶぎをぬっています。「あかちゃんがもうじきうまれるのよ」さっちゃんはもうすぐおねえちゃんになるのです。おかあさんがあかちゃんを抱いて病院から帰ってきました。あかちゃんの名前はなっちゃん。さっちゃんは、なっちゃんをだっこしようとしたり、なっちゃんとおもちゃで遊ぼうとして、おかあさんに「やめて」と言われます。あかちゃんがきてから、さっちゃんはおかあさんに「いけません」と言われてばかり。悲しくて怒ったさっちゃんは、泣きながら、なっちゃんのおむつをめちゃくちゃに放り投げます。おかあさんは何も言わずにおむつをたたみ、そしてさっちゃんを抱きしめます・・・。ちいさなあかちゃんが新しい家族になったとき、どんな子ども(上のきょうだい)の心にも起こるせつない葛藤。そうそう、こんな感じ!と思わずつぶやきたくなる子どもの日常が「こぐまちゃんシリーズ」作者、わかやまけんさんののびやかなタッチで描かれています。実は、わが家でもまさに数年前にあった出来事(まさに!)。だんだん「おねえちゃん」にも慣れてきた様子ですが、数年前の長女の気持ちをもう一度振り返りつつ、この本をひざにだっこして読んであげるのもいいかもしれないなと思いました。だって、おねえちゃんはこれからずっとおねえちゃんですものね。(本当に、おねえちゃんになるって大変です!)懐かしいようなつぶらな瞳の「たっちゃん・さっちゃんの絵本」は、1976年に刊行されたシリーズの復刊なのです。「しろくまちゃん」のお人形がときどき登場するのもこぐま社の本ならではのお楽しみ。「こぐまちゃんシリーズ」とは違ったやさしい色あいと線画を楽しんでくださいね。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
ゆっくり、ゆっくりの孫も3人の弟たちのおねいちゃんです。4歳、2歳、5ヶ月の弟たちの面倒を見たがって困ります(笑)5ヶ月の孫は、首が据わっているのでやっと座ってなら抱けるかなと思います。さっちゃんの気持ちが、上の二人のおにいちゃんたちにも当てはまるので気をつけてあげたいと思って読みました。(押し寿司さん 60代・愛知県 )
【情報提供・絵本ナビ】