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[BOOKデータベースより]
すべての“読み”は恣意性を持つ。そもそも読もうとすること自体が恣意―能動のはじまりである。同時に、それは恣意の困難―受動のはじまりでもある。―語りつくせぬものとしての“読み”に迫る。
1(「舞姫」の“近しさ”―斎藤美奈子・田中実の批判を手がかりに;『雁』の“もどかしさ” ほか)
[日販商品データベースより]2(「城の崎にて」末尾、あるいは反芻と帰還;『暗夜行路』―継起と受難 ほか)
3(開かれ、閉じられた「地球図」(太宰治)―小さな白石;太宰治「女生徒」の自立性―『有明淑の日記』との関係で ほか)
4(佐藤春夫「お絹とその兄弟」―囲い込まれた生の感触;「篝火」の中の川端康成―「門がなかつた」の“孤立” ほか)
5(『仮面の告白』の“ゆらめき”―「盥のゆらめく光の縁」はなぜ「最初の記憶」ではないのか;『愛の渇き』の“はじまり”―テレーズと悦子、末造と弥吉、メディア、ミホ ほか)
森鴎外の「もどかしさ」、夏目漱石の「おかしみ」、小林秀雄の「関係」、三島由紀夫の「ゆらめき」、村上春樹の「もの足りなさ」…。不変の本文から抽出したキーワードを手懸かりに、読むことの自由を提示する。