[BOOKデータベースより]
ゴールドマン・サックス、メリルリンチ、ドイツ銀行に勤め、ウォール街のトレーダーとして活躍していた著者は、インターネット・バブルとその崩壊を目の当たりにし、そのときの人々の行動から金融リスクと生理学の関係に興味をもつようになった。母校ケンブリッジ大学に戻り、研究をはじめた彼に、意外な結果が見えてきた。金融恐慌が起きれば、そのストレスのため身体に影響があるのは自明だろう。だが、経済と身体の結びつきは、実はそれだけではない。トレーダーや投機家たちの脳と身体の関係から、バブルが発生し、経済恐慌が起こるとしたら…。そして、ホルモンの濃度を調べることで、今日、利益をあげるかどうかを予測できるとしたら…。大儲けにつながる勘を強化できるとしたら…。あなたは生理学をどう活用する?現場を経験してきた著者ならではの臨場感あふれるエピソードも満載。金融と生理学の新たな領域を紹介する、刺激的な一冊。
第1部 金融市場における心と身体(バブル市場の生物学;身体で考える)
第2部 勘を働かせる(思考のスピード;金融市場で働く勘)
第3部 市場の波(探索のスリル;熱狂を煽るもの;ウォール街でのストレス反応)
第4部 回復する力(精神を鍛える;化学物質と金融市場)
稼ぐ男には理由がある。大儲けの勘が働くのも、バブルが崩壊するのも、トレーダーの生理学的な反応に原因がある。ウォール街での活躍経験をもつケンブリッジ大学の研究員が、ビジネスと脳神経科学の関係を解明する。
























バブルが膨らむのも、株価が暴落するのも、生理学で説明できる。ケンブリッジ大の気鋭の研究員がビジネスと神経科学の謎を解明する。