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[BOOKデータベースより]
戊辰戦争は、ほぼ一年半で終結した。しかし、西日本に関しては、一ヶ月もかからずに大勢が決した。なぜか。新政府側は、諸藩に対して素早く外交・軍事的な圧力を加えたからだ。反新政府勢力の代表格だった桑名・会津藩の両藩を中心に、新視点=「朝敵」側から見た戊辰戦争史。
幕末政治と桑名藩
第1部 鳥羽伏見戦争の「朝敵」藩を考える(新政府から「朝敵」と目された藩;「朝敵」藩、汚名返上への道)
第2部 桑名藩の戊辰戦争―「朝敵」指定と再興への道(松平万之助の恭順と桑名開城;嘆願運動―酒井孫八郎の戦略;桑名藩の再興)
第3部 会津戦争は、なぜ発生したのか(「朝敵」藩討伐の様相;会津戦争への道―世良修蔵の真意;「朝敵」藩を「討」という意味を考える;会津藩を戦争に導いた原因は何だったのか)
桑名藩=無血開城。会津藩=徹底抗戦。鳥羽伏見戦争後、「朝敵」とされた両藩は、なぜ異なる選択をしたか。桑名藩、会津藩の決断が、戊辰戦争の局面を大きく揺るがすことに。「朝敵」側から見た新視点の戊辰戦争史。
いままでの戊辰戦争論では触れられなかった西日本諸藩の動向、そして会津藩などの東日本諸藩は、なぜ徹底抗戦の道を選択したのか。