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[BOOKデータベースより]
戦後の希望(虚妄)に対峙しつづける三島由紀夫は、能楽の「生の否定」を華麗に脱構築し、救済を拒絶し絶望の美的結晶体と化した者たちの疾駆するドラマ『近代能楽集』を書く。現代にこそ鮮烈によみがえる三島由紀夫―「生きづらさ」を生きぬくポスト・セカイ系世代の新鋭による初の三島=能楽論。
第1部 近代における「能楽」の発見から三島由紀夫の能楽受容まで(近代における能楽表象―国民国家、大東亜、文化国家日本における「古典」として;三島由紀夫の能楽受容―「言葉の優雅」から「実際の行動」まで)
[日販商品データベースより]第2部 『近代能楽集』、全作品を読む(能楽における「生の否定」の発見「邯鄲」論;絶望のもう一つ先の「美」へ「綾の鼓」論;認識者と実践者、その葛藤の帰趨「卒塔婆小町」論;救いなき死の受容「葵上」論;不幸と狂気の美的結晶体「班女」論;滅亡前の雨降る暗がりへ「熊野」論;「この世のをはりの焔」は消えない「弱法師」論;切り捨てられた供養「源氏供養」論)
三島由紀夫は、能楽の「生の否定」を脱構築し、救済を拒絶し絶望の美的結晶体と化した者たちの疾駆するドラマ「近代能楽集」を描く。「生きづらさ」を生き抜くポスト・セカイ系世代の新鋭による初の三島=能楽論。