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[BOOKデータベースより]
理論言語学は構文研究に始まって構文研究で終わる。つまり、自然言語のモデルづくりは構文の研究を通して行われる。このように、文法理論はどのようなものであれ、構文研究をベースにつくられ、そして発展していくものであるが、今日ある文法理論はこれからどういった方向に進んでいくのであろうか。気鋭の研究者による15本の論考からこれからの理論言語学の動向を探ってみたい。
動詞統語論と生物言語学・進化言語学
[日販商品データベースより]最適性理論とwh疑問文
日本語の動詞句前置構文
動詞「ある」と形容詞述語に現れる「ある」―国語学の記述と生成文法の分析
英語の懸垂分詞構文とその意味変化
日本語の動詞移動:尊敬語文からの検証
Way構文はどのような移動を表すか?
授受動詞構文の意味と格
主語のスクランブリングは可能だ
「自分」の「長距離束縛」と視点投射
名詞の項構造:事象モードと関係モード
第二言語習得における否定証拠の効果:主語卓越構文の習得を題材に
場所構文の相関関係
補語をとる連結的知覚動詞:構文の変化と成立
非構成素等位接続に関する範疇文法に基づく分析と句構造文法に基づく分析の比較
今日ある文法理論はこれからどういった方向に進んでいくのか。気鋭の研究者による15本の論考から、これからの理論言語学の動向を探る。構文研究の底力と理論言語学の可能性についてあらためて考える1冊。