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[BOOKデータベースより]
「普天間」に象徴される沖縄問題とは一体何なのか。なぜ、東アジア共同体構想は潰えたのか。琉球/沖縄の“支配”と“抵抗”の歴史を丹念に辿り、沖縄問題の起源を明らかにする。
第1部 琉球/沖縄への視線(琉球王国から琉球藩、そして沖縄県へ―「琉球処分」;沖縄戦とは何であったのか?―強制された「集団自決」;米軍による直接軍事占領下の沖縄―「潜在主権」)
[日販商品データベースより]第2部 米ソ冷戦構造のなかの「日米条約」(日本「復帰」/沖縄「返還」運動―「核抜き、本土並み返還」;日米安保体制とは何か?―「平和国家」としての日本(本土)と「戦時国家」としての沖縄;「国土」と「国民」の(再)統合―「沖縄観光」;“物語”の力―「沖縄文学」)
第3部 内国植民地・沖縄の相克(グローバル化のなかの「日米同盟」―「少女暴行事件」(一九九五年九月四日);日米軍事再編―「普天間」問題;琉球弧から眺める「東アジア」という表象空間)
「普天間」に象徴される沖縄問題とは一体何なのか。琉球王国の併合から米軍の占領、返還から現在までの沖縄の苦悩と闘争の歴史を、アメリカ、日本政府、沖縄三者の立場を勘案しながら、沖縄問題の起源を探究する。