茅盾小説論

幻想と現実

汲古書院
是永駿　

• 価格: 6,600円（本体6,000円＋税）
• 発行年月: 2012年01月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784762929755

内容情報

[BOOKデータベースより]

１　総論（スタイルの中国現代小説史；茅盾の小説言語と文学の方法）
２　作品論（『動揺』論；『虹』論；茅盾文学における幻想と現実―三〇年代初期を中心に；『水藻行』論；『腐触』の文体と構造；『霜葉紅似二月花』続稿の世界―解かれた封印；茅盾作品中における『走上崗位』の位置）
３　或る「事実」（茅盾文学の光と影―秦徳君手記の波紋；回想の茅盾―秦徳君探訪録）
４　作品の改作（『子夜』校勘記；『蝕』の改作）
５　補論（茅盾の自然主義受容と文学研究会）

[日販商品データベースより]

魯迅と並んで、２０世紀中国が誇る文豪・茅盾。その全体像を、膨大な作品と、苦難と栄光に満ちた生涯から詳細に解析し、浮かび上がらせる。その核心的部分を占めるであろう作品論に焦点をあててまとめた１冊。