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[BOOKデータベースより]
イギリスの最も権威ある文学賞、ブッカー賞の過去10年間の作品を完全網羅!2001‐2010年の全受賞作品および有力作家の作品についての論考16編に加え、全最終候補作品60編のあらすじをカバーした本書は、英語小説の最近の動向を知りたい人にとって必携の書。
過去10年間のブッカー賞
[日販商品データベースより]『ケリー・ギャングの真実の歴史』におけるトマス・カーナウの真実の歴史
空腹と食欲の物語―ヤン・マーテル『パイの物語』
モードとスウの関係についての考察―『フィンガースミス』と『いばら姫』から見えてくるもの
『ヴァーノン・ゴッド・リトル』における視線の暴力
破局への序章―『オリクスとクレイク』におけるリアリティーの崩壊
「豪奢な不思議の国」の客人―アラン・ホリングハースト『美の曲線』
「虚構の家」―コルム・トビーン『巨匠』の“内”と“外”
ジョン・バンヴィルの『海』の方法
コナン・ドイルの虚構の伝記と探偵小説―ジュリアン・バーンズ『アーサーとジョージ』
人間としての生き方を求めて―カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』
帝国との共犯性という遺産―キラン・デサイ『喪失の継承』
ヘガティ家の罪と罰―アン・エンライト『集い』
「人間」になりたかったホワイト・タイガー―自己検証の旅
『ウルフ・ホール』とインギリッシュネス―トマス・クロムウェルにおけるステートとネーション
「非現実な現実」を描くおとぎ話―A・S・バイアット『子供たちの本』
アイデンティティを求めて―ハワード・ジェイコブソン『フィンクラーの問題』
ブッカー賞2001−2010年―受賞作および最終候補作全梗概
ブッカー賞の過去10年間の作品を完全網羅。全受賞作品および有力作家の作品についての論考16編に加え、全最終候補作品60編のあらすじをカバー。英語小説の最近の動向を知りたい人必携の書。