あやかし草子

みやこのおはなし

徳間書店
千早茜　

• 価格: 1,540円（本体1,400円＋税）
• 発行年月: 2011年08月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784198632281

内容情報

[BOOKデータベースより]

古き都の南、楼門の袂で男は笛を吹いていた。門は朽ち果て、誰も近づくものなどいなかった。ある日、いつものように笛を吹いていると、黒い大きな影が木立の中に立っていた。鬼だ。だが男は動じず、己を恐れない男に鬼はいつしか心を開き…（『鬼の笛』）。いにしえの都に伝わるあやかしたちを泉鏡花文学賞作家が紡ぐ最新作品集。

[日販商品データベースより]

京都に伝わる民話・伝説をベースに、泉鏡花賞受賞作家が繊細な筆致で紡ぐ摩訶不思議な物語。「鬼の笛」「ムジナ和尚」「真向きの龍」「天つ姫」「機尋」「青竹に庵る」の６篇を収録。