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- 法と倫理の心理学
-
心理学の知識を裁判に活かす
心理学の世界 専門編 12
- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2011年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784563058913
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[BOOKデータベースより]
裁判員制度が始まった。そこでは法の専門家と、非専門家である市民とが、協働し、証拠を評価し、法的判断を行う。市民に求められるのは社会常識による思考・判断だというが、専門家と非専門家では一体どこが異なるのだろうか。誤判原因に対する意識、目撃証言の信用性評価、記憶の抑圧や回復についての信念、言い逃れのメカニズム、そして子どもの証言をどう考えるか―。司法場面をフィールドに心理学の研究を行ってきた著者が、現実の事例にも当たりつつ、専門家の見方、非専門家の見方を考える。
1章 市民と法曹の人々による、誤判意識―何が誤判を生むのか
[日販商品データベースより]2章 裁判に必要な知識―裁判員に求められるものとは
3章 専門家と非専門家の心理学的知識―専門家と非専門家はここが違う
4章 記憶の抑圧と回復―回復した記憶の信用性は
5章 偽りの記憶が問題となった事例―思い出せない記憶の想起過程
6章 記憶の抑圧/回復に対する信念―抑圧/回復の概念はどこから来るのか
7章 方便としての「記憶の抑圧と回復」―「記憶にございません」に説得力はあるのか
8章 子どもの証言は信用できるか―専門家と非専門家の信念の違い 幼児の証言の信用性
9章 子どもの証言の正確性に影響を及ぼす要因―面接における子どもの問題と大人の問題
10章 子どもの証言と司法面接―子どもからどのように話を聞けばよいか
11章 法と倫理の心理学―心理学の知識を裁判に活かす
裁判員制度で、市民に求められるのは社会的常識による思考・判断だというが、専門家と非専門家ではどこが異なるのか。現実の事例にも当たりつつ、専門家の見方、非専門家の見方を考える。