中世の時と暦

ヨーロッパ史のなかの時間と数
Ｃｏｍｐｕｔｕｓ．

八坂書房
アルノ・ボルスト　津山拓也　

• 価格: 3,080円（本体2,800円＋税）
• 発行年月: 2010年11月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784896949667

内容情報

[BOOKデータベースより]

中世の人びとは、どのようにして時間を数えたのか、そしてまた、後世のわれわれに何を遺したのか？“コンプトゥス＝暦算法”という語を手がかりに、西欧の時間意識の変遷をたどる刺激的な論考。

古代ギリシアにおける神の時間、自然の時間、人間の時間
古代ローマにおける世界時間と救済史
中世初期における復活祭周期と定時課
七、八世紀における世界年代と人生の日々
九世紀における帝国暦と労働のリズム
中世盛期における猶予された瞬間の認識
一一、一二世紀における与えられた時間とその利用
一二、一三世紀における時間の分解と統一
中世後期における暦の混乱と管理
一四、一五世紀における機械時計と歩調の相違
近代初期における天界の機構と年代学
一八、一九世紀における時刻測定法と工業化
二〇世紀におけるコンピュータと原子年代
計算可能な時間と分配された時間

[日販商品データベースより]

中世の人びとは、どのようにして時代を数えたのか。そしてまた、後世のわれわれに何を遺したのか。「コンプトゥス＝暦算法」という語を手がかりに、西欧の時間意識の変遷をたどる刺激的な論考。