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[BOOKデータベースより]
「ベゴ」という名前は、稜のある石どもがつけた名前だ。石どもは、退屈な日には、みんなでベゴ石を、からかって遊んでいた。石どもばかりではない。くうんくうんと飛んできた蚊までが、「どうも、この野原には、むだなものが沢山あっていかんな。たとえば、このベゴ石のようなものだ。ベゴ石のごときは、何のやくにもたたない。」と馬鹿にするのだ。―ところが、ある日のこと…。
[日販商品データベースより]日本図書館協会選定図書
BIB(ブラチスラバ世界絵本原画展)2011出展作品
火山弾の「ベゴ石」はかどのない形をしていて、周りのかどのある石などに次々と笑いものにされていました。しかし、ベゴ石は気にせず怒りもしません。ある日、学者たちがやってきて…。
ありのままに受け止め、生きるベゴ石の姿勢に考えさせられるお話。
銅版画の手法で丁寧に描かれ,火山弾の気持ちが画面からにじみ出ています。
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田中清代さんの描かれた“火山弾”良かったです。
模様とか、それぞれの火山弾に描きこまれたイメージの目とか口とか…。
すごくさりげなくて、それでいてしっかりと表情がつかめていて、それぞれの火山たちの個性が見えて面白いなーと、思いました。
宮沢賢治はこの作品の最後に「ベコ」と呼ばれ、バカにされ続けてて立火山弾に
「私どもは実は、自分でできることをしなければなりません」と言わせています。
他の宮沢作品でも、似た方はセリフが時々出てきますよね?
これは宮沢賢治が常日頃思っている“生き方”なのかなーと、感じました。(てんぐざるさん 40代・埼玉県 女の子16歳、女の子11歳)
【情報提供・絵本ナビ】