ビスマルクと大英帝国

伝統的外交手法の可能性と限界

勁草書房
飯田洋介　

• 価格: 4,950円（本体4,500円＋税）
• 発行年月: 2010年08月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784326200504

内容情報

[BOOKデータベースより]

「鉄血宰相」の外交の真髄とは？ビスマルクの対英政策を追い、外交と歴史への深い示唆を導き出す。

ビスマルクの登場とその対英政策
第１部　ビスマルクとディズレーリ―一八七〇年代後半における独英両国の模索（アプローチの背景―「目前の戦争」危機とオリエント情勢の変動；オリエント問題とビスマルクのイギリスへの接触；ビスマルクの同盟回避政策―利ヴァディアからの「難問」、ロンドンからの「誘い」への回答；二正面戦争の危機とビスマルクのイギリスへの再接触；ベルリン会議後の国際情勢とビスマルクの独英同盟提案）
第２部　ビスマルクとグラッドストン―「相対的安定期」における植民地をめぐるビスマルクの駆引き（旧来の手法の新たな可能性とその限界―「相対的安定期」におけるビスマルクの領土補償政策；方針変更？―ビスマルクにとっての反英的植民地政策；ビスマルクのフランス接近政策とイギリスの孤立）
第３部　ビスマルクとソールズベリ―「急場しのぎ」体制下のイギリスへのアプローチ（危機の勃発と「急場しのぎ」システム；独英同盟打診？―一八八七年一一月二二日付ビスマルク発ソールズベリ宛書簡をめぐって；ベッテンベルク、アルバート・エドワード、ノリアー―一八八八年における独英関係の動揺；「議会の承認」を得た同盟？―一八八九年一月の独英同盟とビスマルクの意図）
ビスマルクの対英政策とその基本方針

[日販商品データベースより]

外交の名人ビスマルクは、なぜイギリスと同盟を結ばなかったのか。そこから見える、「鉄血宰相」の外交の真髄とは。ビスマルクの対英政策を追い、外交と歴史への深い示唆を導き出す。