テレビ・コマーシャルの考古学

昭和３０年代のメディアと文化

世界思想社
高野光平　難波功士　

• 価格: 3,300円（本体3,000円＋税）
• 発行年月: 2010年07月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784790714835

内容情報

[BOOKデータベースより]

記憶ではなく映像資料から、戦後社会のリアリティに迫る。これまで眠っていた９０００本余の初期ＣＭを掘り起こし、ＣＭ論に新たな展開をもたらすと同時に、戦後日本文化の歴史と現在を見直す。ステレオタイプに基づく昭和イメージに一石を投じる１冊。

第１章　昭和三〇年代、ＣＭとは何だったか―発掘されたプロトタイプを読む
第２章　ＣＭ言語の「断層」、一九五〇／六〇―広告としての自律化と受け手の内部化
第３章　一九五〇年代のテレビＣＭにおける音楽
第４章　昭和三〇年代のＣＭアニメーション制作―ＣＭアニメーションに見る関西アニメーション産業の姿
第５章　昭和三〇年代におけるファッションとテレビＣＭ
第６章　ＣＭ表現のパターン化と“専業主婦”オーディエンスの構築―「洗濯という営み」を中心に
第７章　あの時君は若かった？―昭和三〇年代ＣＭに見る若者像
第８章　海外・沖縄向けＣＭと“日本”―昭和三〇〜四〇年代作品の分析
結語　放送史の余白から

[日販商品データベースより]

これまで眠っていた９０００本余の初期ＣＭを掘り起こし、ＣＭ論に新たな展開をもたらすと同時に、戦後日本文化の歴史と現在を見直す。ステレオタイプに基づく昭和イメージに、一石を投じる１冊。