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[BOOKデータベースより]
二〇一六年は漱石没後百年。「坂の上の雲」を誰もが見上げていた百年前に、足元をみつめ雲の先を予見し危惧した近代人は、時代をどう小説に織り込んだのか。戦争、植民地主義、産業構造の変化、ジャーナリズム、男と女…。現代同様の問題を抱えた社会をみつめた、日本近代文学に聳える巨人の目を、小説に辿る。
序論 二一世紀によみなおす夏目漱石
第1章 戦争と漱石(「運動」という名の殺戮;矛盾としての『坊つちやん』;漱石文学と植民地主義)
第2章 ジェンダーと漱石(男になれない男たち;漱石の女たち―妹たちの系譜;結婚をめぐる性差―『明暗』を忠信に;個人と活字―『三四郎』における文学のドラマトゥルギー)
第3章 メディアと漱石(代助と新聞―国民と非国民の間で;「私」という“他者”性―『心』をめぐるオートクリティック;文学の時代)
第4章 テクストとしての漱石(俳句と散文の間で―子規を生きる漱石;文学論;夏目漱石と二〇世紀)