[BOOKデータベースより]
ある事件をきっかけに警察官を辞めた元SPの冬木安奈。六本木のバー「ダズン」で働いていた彼女に、行方をくらましていた元チェス世界王者の“天才”アンディ・ウォーカーの警護依頼が舞い込む。依頼者の宋蓮花は、「アメリカ合衆国大統領に狙われている」というが…。『ジョーカー・ゲーム』シリーズでブレイクの柳広司が満を持して放つ、絶品書き下ろし。
[日販商品データベースより]六本木のバーで働く元SP冬木安奈のもとに、行方をくらましていた元チェス世界王者アンディ・ウォーカーの警護依頼が舞い込む。依頼者は「アメリカ大統領に狙われている」というが…。待望の書き下ろし。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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- hamachobi
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作者の新しい一面を感じる
講談社百周年を記念した書き下ろしシリーズの1冊。今まで、歴史や文芸ミステリが多かった柳広司の新たな一面を見せてくれた。彼の作品のファンとしては、今回のハードボイルドっぽいのは違和感があるかもしれない。
私自身もそうだった。彼の今までの作品は歴史への深い造詣をもとに、読ませるストーリーを作りながら、現代の政治や社会への批判を静かに込めるというものが多かった。今回は、その展開はこの物語の序盤には見られず、ちょっと戸惑った。
元SPの女性バーテンダーの所に警護の依頼が持ち込まれるという設定も、また文章のタッチもハードボイルドなので、一体どうしちゃったんだろうって感じなんだけど、やっぱり柳広司は柳広司。終わってみれば、彼らしい小説だ。
元世界一のチェスプレーヤーが警護の対象で、その関係でチェスの世界の詳しい話を物語の中心に、さらには9・11事件を絡めたりして彼らしい作品に仕上げている。これからこういう作品を描いていくんだろうか。
話題作「ジョーカー・ゲーム」を凌ぐ頭脳戦!六本木のバーで働く元SPのもとにチェス世界王者アンディ・ウォーカーの依頼が舞い込み…!?