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- ふたりでひとり
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上方落語「胴切り」より
おはなしのたからばこ 22
- 価格
- 1,415円(本体1,286円+税)
- 発行年月
- 2010年02月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784894325111
[日販商品データベースより]
侍に刀で斬られて、腰から上と下がまっぷたつ。ふしぎなことがあるものやな。ひとりがふたりに、ふたりでひとり。シュールで能天気なお話にあきれるやら、笑うやら…。上方落語の傑作「胴切り」、初の絵本化。
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フェリシモ出版の「おはなしのたからばこ」シリーズ22巻は、上方落語『胴切り』が原作の『ふたりでひとり』。お侍さんがいる時代の、大阪が舞台のお話です。ある寒い夜、酔っぱらった竹さんは、家に戻る途中、身勝手な侍に刀で斬られてしまい、腰から上と下が真っ二つになってしまいました。胴と足が離れてしまった竹さん。「えらいことになった。これでは家へ帰られへんわ。」胴のほうは動けず、足は寒くて震えています。困っていたところへ、友達の松さんが通りかかり、「不思議なことがあるものやな」と、(竹さんの事件に)のんきな感想をもらしながら、竹さんの胴も足も連れて帰ってくれました。翌日、松さんの助けで、竹さんの胴と足には別々の、ぴったりの仕事がみつかりました。胴のほうはお風呂の番頭さん、足のほうは麩作りの職人さん。どちらも一生懸命働いて、評判は上々になりました。ところが、胴のほうは、足に、あるお願いごとができて…。子ども向けにも落語を伝え続けている落語家、桂文我さんの上方落語イチオシのお話です。文我さんによる語りは、軽妙でとにかく愉快。なんともシュールな設定ながら、のんきな竹さんと松さんの掛け合いで進むのが楽しく、上方なまりもかわいくて、くすくす笑ってしまいます。最後の落ちまでの奇想天外な展開に、上方落語ならではの遊び心をたっぷり楽しめますよ。石井聖岳さんのユーモラスなイラストは、時代の雰囲気とともに、竹さんの胴と足の関係も一目でわかり、絵本と落語の橋渡しをしてくれます。人間はのんきな反応である一方、犬や猫が、竹さんの姿に、素で驚いたりしているのも楽しいですね。上方落語の傑作『胴切り』初の絵本化を、どうぞお楽しみください。
(編集者・ライター 長安さほ)
「森のイスくん」の石井聖岳さんの絵に惹かれて、
手に取りました。
なんと侍に刀の試し切りされ、腰から真っ二つにされてしまった男。その日から上半身と下半身が別々に生活・・・
という、あり得ない展開のお話。
上方落語、ということで登場人物は関西弁。
落語ならではの呑気さで、関西弁の会話中心に話は進み、
それぞれが就職したり、足がお尻でしゃべりだしたり…
石井聖岳さんの力の抜けた可愛らしい絵もピッタリで、
娘に大ウケでした。
小学校の読み聞かせでも、学年問わずウケそうです。(しーざうるすさん 40代・神奈川県 女の子9歳)
【情報提供・絵本ナビ】