ユングにおける悪と宗教的倫理

教文館 日本キリスト教書販売
宮下聡子　

• 価格: 4,950円（本体4,500円＋税）
• 発行年月: 2009年11月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784764273061

内容情報

[BOOKデータベースより]

ユングにとって、人間の中の「悪」の問題は、単に心理学の領域にとどまらず、神と人間の本質的な関係に根ざす、宗教的な問題でもあった。善と悪の対立を抱え込む神との対決の中に、人間の倫理的可能性を見出したユングの思想的核心に迫る。

第１部　ユングにおける悪の位置（悪のありかについての人生初期の確信―『自伝』に依拠して；「善の欠如」の教説批判―「キリスト、自己の象徴」（『アイオーン―自己の象徴表現への寄与』第５章）に依拠して；四位一体論―「三位一体の教義への心理学的解釈の試み」に依拠して；影論―主として「現在と未来」に依拠して）
第２部　ユングにおける宗教的倫理（倫理的神話―『ヨブへの答え』に依拠して；倫理的良心―「心理学から見た良心」に依拠して）
考察と結論―ユングにおける宗教的倫理の可能性

[日販商品データベースより]

ユングにとって、人間の中の悪の問題は、心理学の領域に留まらず、神と人間の本質的な関係に根ざす宗教的な問題でもあった。善と悪の対立を抱える神との対決の中に、人間の倫理的可能性を見出した思想的核心に迫る。