明代の女真人

『女真訳語』から『永寧寺記碑』へ

京都大学学術出版会
愛新覚羅烏拉熙春　

• 価格: 15,400円（本体14,000円＋税）
• 発行年月: 2009年11月
• 判型: Ｂ５
• ISBN: 9784876987948

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１章　元明時代の女真（歴史上の「女真」と「女直」；女真の民族文化；女真と周辺民族との関係；女真の経済生活；女真の諸部族）
第２章　『女真訳語』（『女真訳語』解題；『女真訳語』の雑字；『女真訳語』雑字の表意字、不完全な表意字及び表音字；女真大字の表音方式；『女真訳語』雑字の女真大字における問題；『女真訳語』雑字の女真語彙；『女真訳語』雑字の女真語彙における問題；『女真訳語』雑字の注音漢字；『女真訳語』雑字の手本）
第３章　『永寧寺記碑』（石碑の建造経緯；石碑の発見と関係する記述；石碑文字の性格；女真大字碑文の研究史；女真大字碑文の言語的背景；女真大字碑文の書写上における特徴；碑文に見える「吉列迷」と「諸種野人」；女真大字・モンゴル字碑文の復元；女真大字碑文の訳文；漢字碑文の録文；女真大字碑文の考証と解読；女真大字・モンゴル字碑文語彙総録；附録「明王慎徳、四夷咸賓」）

[日販商品データベースより]

四夷館による語彙集「女真訳語」と、漢文・モンゴル文・女真文の三体碑文「永寧寺記碑」。この女真文字で書き残された史料から、１５世紀における女真語を文字・音韻・文法の面から解き明かす。