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[BOOKデータベースより]
四万十川支流沿いの小さな谷「イチノマタ」に住むデザイナー・迫田司が執筆し、高知新聞に連載されたエッセイ「四万十日用百貨店」を収録。そこで紹介されたモノを集めて開かれた個展(東京)にいたるいきさつを書き下ろす。「田んぼを始めてデザインが変わった」という自称「百姓デザイナー」の痛快エッセイ。
ぼくの谷一ノ又
谷から見える人と風景(軽四トラック―運搬だけではない 市場になるのみ屋になるステージになる;肥料袋―イガグリも歯が立たない強靱さ 「四万十お裾分け袋」の大定番;トタン波板―収穫を告げる「栗ドラム」 米を守るチープな万里の長城;たにご―なんでも洗える流れる洗い場 水と人の「暮らしの源流点」;薪―自然の変換技術を体得すれば本物の「御馳走」にありつける;酒―唇湿ると滑る人間関係 酔わねば祝えない幡多方式 ほか)
四万十日用百貨店(展)―麻布十番の「レーベルギャラリー」にて