食の安全

政治が操るアメリカの食卓
Ｓａｆｅ　ｆｏｏｄ．

岩波書店
マリオン・ネスル　久保田裕子　広瀬珠子　

• 価格: 3,080円（本体2,800円＋税）
• 発行年月: 2009年06月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784000234610

内容情報

[BOOKデータベースより]

私たちが日々口にしている食品。その安全性はいったい誰が、どのように守っているのだろうか？グローバル化の発信地アメリカでは、食の安全は政治圧力や業界団体の資金力によって、大きく左右される。食品業界と議員の癒着から、大腸菌Ｏ１５７による食中毒事件、遺伝子組み換え作物、バイオテロにいたるまで、生命に関わる食の実態を、第一人者が克明に伝える。

食の安全は政治的である
第１部　食の安全を拒む（食中毒と政治―さまざまな問題の始まり；食肉安全規制への抵抗　一九七四〜一九九四年；食中毒予防の試み　一九九四〜二〇〇二年；食の安全を守る―さまざまな代替策）
第２部　安全性以外の議論はどこに―食品バイオテクノロジーの皮肉な駆け引き（夢を売る―約束と現実；リスクと利益―決めるのは誰か；政府による規制・監視；消費者の懸念―不信、不安、怒り）
食の安全の未来―人々の健康を脅かすバイオテロリズム