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- 赤ずきん
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- 価格
- 1,415円(本体1,286円+税)
- 発行年月
- 2009年07月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784894324909
[BOOKデータベースより]
「あたい赤ずきん」。赤ずきんが纏っている赤いずきんは、目には見えない。でも、ジローには見えたのだ。ドンデコスタ丸で出て行ったジローを想いつづけ待っている。人は皆、自分の赤いずきんが見える人を待っているのだ。鋭い嗅覚でかぎ分けながら。透明な犬のおおかみとともに…。
[日販商品データベースより]赤ずきんが纏っている赤いずきんは、目には見えない。でも、ジローには見えたのだ…。「あたい赤ずきん」で始まるいしいしんじの文章に、「きょうの猫村さん」のほしよりこが同時進行で絵を描いた創作絵本。
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フェリシモ出版の「おはなしのたからばこ」シリーズ1巻は、作家いしいしんじさんとマンガ家ほしよりこさんが描く『赤ずきん』。「赤ずきん」と言っても、オオカミやおばあさんが出てくるおなじみの「赤ずきん」とはがらっと違う、大人の「赤ずきん」です。何と言っても、書き出しが「あたい 赤ずきん」。彼女がまとっているずきんは透明で、目には見えない。そして、透明な犬(名前はおおかみ)と一緒にいて、ドンデコスタ丸で夕陽の向こうに消えていった男性ジローを思い続けている。綴られているいくつかの物語は、ファンタジーのようでもあり、どこにでもいる女性のお話のようでもあり……。誰にだって、当たり前のように続く日常に、疲れてしまうときがあると思います。がんばっているこの人生は、いつか報われるんだろうかと思ってしまったり、この日々はどこかにたどり着くことはあるんだろうかと考え込んでしまったり……。そんな疲れた夜にそっと開き、静寂の中、何も考えずにいしいしんじさんの文章の心地よさと、ほしよりこさんの描くイラストの透明な世界に、ただただ浸ってみて下さい。カチコチに固まっていた心が、ゆっくりとときほぐれていくことと思います。お供には、ぜひこの本の赤ずきんが好きなリンゴジュースをどうぞ。この絵本の世界に、よりひたれるかも?
(編集者・ライター 洪愛舜)
全頁試し読みで読みました。私の知っている「赤ずきん」だと思って読んでいる私だから、最初から最後までちんぷんかん???でした。先入観が働くからいけないのだと思いました。どこかなげやりだった憂いを持っていた青春の日々に思いを馳せた時間でした!(押し寿司さん 60代・愛知県 )
【情報提供・絵本ナビ】