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[BOOKデータベースより]
二〇〇七年、沖縄・佐喜眞美術館「沖縄戦の図」の前で繰り広げられたピアノ、芝居、絵、映像、織物などのアート作品。それは、アジアの人々の言葉にならない苦難の記憶と死者への応答だった。未知の政治を思考する出会いの記録。
死を死なせないこと
音の輪郭―高橋悠治の音楽とイトー・ターリの身体パフォーマンスを繋ぐ場所
沖縄で響くリズム、ズレるリズム
皮膚と反復
石の声―表現行為と回復する力
影の東アジア―沖縄、台湾、そして朝鮮
残されたやわらかな部分で―「黙認浜」の物語り(山城知佳子『OKINAWA COMPLEX Vol.1‐浦添市イノバの海』を観る)
水の身体―三角州から島へ、「霊・性」をめぐって
繰りかえしと語りのしぐさをかたちにする
記憶されない死
呉夏枝と琴仙姫の作品における「ポストメモリー」
彼女の語りと身体―琴仙姫の映像作品をめぐって