この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 紫式部日記全訳注 新版
-
価格:1,595円(本体1,450円+税)
【2023年06月発売】
- 「文芸復興」の系譜学
-
価格:4,620円(本体4,200円+税)
【2015年03月発売】
- 中日文学交流史 上
-
価格:5,170円(本体4,700円+税)
【2022年07月発売】
- 中日文学交流史 下
-
価格:5,720円(本体5,200円+税)
【2022年07月発売】
[BOOKデータベースより]
「王朝の二大才媛」として、長いあいだ並び高く評価されてきた紫式部と清少納言。だが、大正デモクラシーの嵐が吹き荒れる近代、突如として清少納言ひとりのみが、不当な非難にさらされた。『青鞜』および、平塚らいてうが脚光を浴びる中でたち現れた「新しい女」というあり方、そして「新しい女」への苛烈な集中砲火。時代風潮ゆえに清少納言が遭遇した“受難”の季節を明らかにし、フェミニズム問題の行方を問いかける。
1 序章―問題の在処へ(清紫並称;並称から優劣・褒貶へ;紫式部堕地獄論;清少納言零落説話;不敬の書―源氏物語の“受難”)
[日販商品データベースより]2 「新しい女」とは何か、その時代状況(『青鞜』の出現;「新しい女」の時代動向;『人形の家』のノラとその波動)
3 清少納言“受難”の季節(梅澤和軒著『清少納言と紫式部』;明治三十五年版から同四十五年版へ;時代風潮とそのうねり;「自分は新しい女である」)
4 沈静化とその後(その後の世の動向;清紫並称への回帰;底流にある清紫優劣論)
5 終章―問題の行方(フェミニズムのことなど;時代状況の内側;清紫問題のこれから)
大正デモクラシーの嵐が吹き荒れる近代、「青鞜」および平塚らいてうが脚光を浴びる中で、清少納言は不当な非難にさらされた。清少納言が遭遇した“受難”の季節を明らかにし、フェミニズム問題の行方を問いかける。