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[BOOKデータベースより]
僕たち日本人は、この国の真の姿をどこまで知っているのだろうか?歴史の流れのなかで、日本という国の膨張・収縮により時代に翻弄されてきた特別な場所=北方領土、竹島、尖閣諸島、沖ノ鳥島、与那国島、対馬、そして小笠原諸島、硫黄島…。あの戦争の果ての線引きによって定められてきた「この国のかたち」を見つめ直すために、僕は、日本列島の周縁に位置する「国境の島々」を訪ねる旅を始めた―。
1 北方領土1「渡航を禁じられた島」―函館〜サハリン〜国後島
[日販商品データベースより]2 沖ノ鳥島「国家が守る見えない島」―東京〜父島〜沖ノ鳥島
3 竹島1「民族的聖地への上陸記」―釜山〜鬱陵島〜竹島
4 対馬「隣国と向き合う交流の島」―対馬〜釜山/釜山〜対馬
5 硫黄島「国家に裏切られた島」―東京〜父島〜硫黄島
6 小笠原諸島「日米の間で揺れ続けた島」―東京〜父島〜母島
7 与那国島「国境の手前でもがく島」―基隆〜那覇〜与那国島
8 竹島2「奪われた島をめぐる記憶」―七類〜隠岐
9 北方領土2「歴史が止まったままの島」―国後島〜色丹島〜根室
10 尖閣諸島「政治的な秘境となった島」―那覇〜香港/那覇〜魚釣島
隣国に奪われたままの領土、上陸を禁じられた政治的秘境、今も戦後が終わらない島…。日本周縁の島々を巡り、行かなければ見えない、知られざるニッポンをあらわにする。5年がかりの書き下ろしノンフィクション。