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[BOOKデータベースより]
三つの「対論」は、「憲法を考える」ことが、どれほど知的にラディカルな営みであり、「憲法から考える」ことで、現代日本の国家・社会の問題性をどれだけラディカルに問い直すことができるのか、その可能性を示してくれるだろう(プロローグより)。
第1部 憲法は何のためにあるのか(基調論考 それでも「公共」としての国家を;基調論考 立憲主義・共和主義と政治;対論 樋口陽一×杉田敦)
第2部 愛国心と教育(基調論考 民主制における個人の自律性と国民意識のジレンマ;基調論考 「反権力という権力」とナショナリズム;対論 西原博史×北田暁大)
第3部 自由と福祉(基調論考 自由と福祉―統合原理としてのリベラリズムの再定義;基調論考 自由の相互承認としての憲法;対論 井上達夫×齋藤純一)