この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 観月 消された「第一容疑者」
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2023年08月発売】
- スカイマーシャル
-
価格:858円(本体780円+税)
【2023年09月発売】
- トツ!
-
価格:990円(本体900円+税)
【2022年08月発売】
- エスピオナージ
-
価格:964円(本体876円+税)
【2013年10月発売】
- ケースオフィサー 下
-
価格:713円(本体648円+税)
【2009年10月発売】
ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
- せみまる
-
リアリティ追求系警察小説の 到達点
リアリティ追求系の警察小説は村薫の『マークスの山』あたりから始まった新たなジャンルだと思います。不眠不休で奮闘するリアルな警察官の姿には驚いたものでした。この『エスピオナージ』も外事警察による対外防諜がテーマで、リアリティ追求系警察小説の到達点の一つといえるでしょう。
ある意味、ストーリーなんかどうだっていい、ってくらいの諜報戦におけるリアリティの追求と迫力がすばらしい。実のところ、終盤は物語が破綻しているな、と思うんだけど緊張感は最後まで持続され満足して本を閉じたのでした。
ところで、主人公が秋田からの帰りに”こまちの自由席に座り”とあるんだけどこまちには自由席はなかったはず…。
[BOOKデータベースより]
ソ連崩壊に伴い悪名高きスパイ組織KGBも消滅した。だが、その使命は後身であるSVRに引き継がれ、その牙は今も日本に向けられている―警視庁外事第1課第4担当を率いる水越紀之警部は常にその信念を揺るがすことなく、ロシアの諜報活動を阻止するための捜査に全身全霊を捧げていた。ある日、水越は二年間追い続けたSVR機関員デミドフの検拳に成功する。束の間の勝利に浸る水越だったが、それは大きな間違いであった。その検拳は、何年にもわたって外務省幹部に諜報接触を試みていた大物工作員“渡り鳥”につながる端緒を失うことを意味していたからだ。大失態を取り戻すべく懸命の捜査を行う水越たちがやっと掴んだ手がかり。それはどう見ても普通の主婦にしか思えない小野寺美津江という女の存在だった。だが美津江、そしてその夫である敦史の捜査は困難を極める。彼らを幾重にも覆っていた謎が解け始めた時、隠蔽され続けた悪魔の所業が明らかになる…。運命と国家のエゴに翻弄された男女の愛が導き出した答えとは?現実の事件を元に、秘められてきた警察の“裏”捜査を描き尽くす、リアル諜報ミステリー誕生。
[日販商品データベースより]日本国内での暗躍に苛烈さを増すロシア工作員に壮絶な闘いを挑む警視庁のスパイ・ハンターたち。捜査線上に浮かび上がる正体不明の男と女。執念の捜査が辿り着いた真実とは。現実の事件を元に描く諜報ミステリー。