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[BOOKデータベースより]
エジプトのミイラ(はじまり)
エジプトのミイラ(つくり方)
エジプトのミイラ(永遠の眠り)
世界最古のミイラ
インカのミイラ
泥の中のミイラ
教会のミイラ
日本のミイラ(藤原一族)
日本のミイラ(入定ミイラと即身仏)
氷づけのミイラ
現代のミイラ
新しいドキドキ・シリーズがますます好評。3冊目の本書でミイラ博士に。エジプトのミイラ、インカのミイラ、日本のミイラ、現代のミイラなど満載。理科教師とその教え子との交流を通して、楽しく学べる1冊。
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ミイラの写真は一つもないので、怖くないから大丈夫!(残念?)
小学校の理科の先生が、大のミイラ・マニアで、ミイラのフィギアを作って、自宅がミイラ博物館状態というのが、素晴らしい。
マニアの心意気を思う存分見せつけてくれます。
作者がいろいろな資料を本当に、真剣に読み込んで、ちゃんと咀嚼してから、漫画に表現していることが伝わってきます。いよっ!名人芸!
小学生くらいの読者を想定した表現で、きちんとありのままを伝えつつも、残酷すぎたり、ショックすぎたりする表現は抑えているという絶妙なさじ加減。
これなら子どもにも安心して見せられると思いました。
もちろん、大人が読んでも面白い。子どもに買ってあげるつもりだったのに、結局、親が夢中になってしまうような、そんな雰囲気を感じました。
ミイラって、漫画やゲームのキャラクターになっていたりするから、意外と、こどもは知っていたりしますね。自分が子どもの頃も、ミイラが出てくるゲームや、テレビのクイズ番組などを見て、興味をもっていました。
だいたい、あの包帯ぐるぐるは、どうやって巻いているのか?どこから巻いているのか?どのくらい包帯を使っているのか?どうしてそんなことをしたのか?
・・・などなど、疑問は尽きません。好奇心の塊だった小学校時代に、私の時は、こういう良心的な本がなかったので、結局、大人向けの科学や歴史のコーナーなどの本を見て、気持ち悪い写真にびっくりしたり、難しい文章に悩まされたりして、子どもならではの探求を断念した思い出があります。
今はこんないい本があって、うらやましいですね。
子どもの好奇心を安全に満たせる上、歴史や地理、人間の気持ちなど、いろいろな要素の勉強も自然にできてしまう素敵な本です。
ミイラに対する作者の温かい気持ち、真摯な態度が伝わってきます。(渡”邉恵’里’さん 30代・東京都 )
【情報提供・絵本ナビ】