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[BOOKデータベースより]
認知症の人が増加の一途をたどっている現在、誰もが身内の介護をすることになるかもしれない不安、自分が認知症になるかもしれない不安と向き合っています。そのような状況においては、認知症を正しく理解し、本人と介護者が安心して地域で暮らすことのできる支援が不可欠となります。本書では、下町のクリニックで長年にわたり認知症の臨床を積み重ねて来た著者が、認知症と向き合う本人と家族の心を丁寧に説き起こし、はじめて介護を経験して戸惑っている家族にもわかりやすく、認知症の症状と治療、対応のノウハウについて、多くの実例を紹介しながら解説します。心理教育アプローチに基づく「家族のつどい」を実録風に再現しながら、家族にとっては体系的な理解が深まるように、介護専門職にとっては支援の枠組みができるように、工夫されています。また、遠距離介護、老老介護、若年認知症、高齢者虐待、ターミナルケアや自死の遺族、支援者の燃え尽きなど、認知症をめぐるさまざまな問題に焦点をあて、対応の方法について考えます。認知症にともなう精神と行動の障害に苦しみ、傷つき、それでもなお介護を続ける家族と支援者の心に、かすかな灯がともることを願って書かれたガイドブックです。
第1部 認知症と家族(本人の心を理解する;認知症の症状と心の変化;認知症の治療と予防;家族と介護;さまざまな家族の姿)
[日販商品データベースより]第2部 認知症への心理教育(家族への心理教育アプローチと家族教室の持ち方)
第3部 家族・支援者の対処能力を高めるために(高齢者虐待への対応;ターミナルケアと自死の遺族ケア;介護支援職の「燃えつき」と心の支援;認知症・介護の肯定的側面)
下町のクリニックで長年にわたり認知症の臨床を積み重ねて来た著者が、認知症と向き合う本人と家族の心を説き起こし、認知症の症状と治療、対応のノウハウについて、多くの実例を紹介しながら解説する。