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- 北風のわすれたハンカチ
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- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2006年04月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784835442242
[日販商品データベースより]
寒い山の中でひとり寂しく暮らしていたクマが、「どなたか音楽を教えてください。お礼はたくさんします」と張り紙をした。やって来たのは青い馬に乗った青い人だった…。表題作のほか2編を収録。
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3つのお話が収録されています。
「北風のわすれたハンカチ」は、音楽を教えてほしいという張り紙を張ったくま。くまは、半年ほど前に悲しいことがあってから一人暮らしなのです。
音楽と一人ぼっちのくまで思い出したのは絵本の「くまとやまねこ」でした。少し似たものを感じました。
前半のくまの様子はとてもかわいそうで見ていられませんでした。安房直子作品は、悲しい結末で終わることもあるのですが、このお話に関しての読後感は良かったです。
「小さいやさしい右手」は、昔話にあるような、継母にいじわるをされる妹娘に親切をする魔物のお話です。継母のいじわるぶりがとても切なく感じました。その切なさゆえに非常に心に残りました。
「赤いばらの橋」は、子鬼のお話です。赤い帽子を忘れた女の子を探して冒険をする子鬼。展開には、やはり昔話的なものを感じ、ハラハラする場面もありました。子どもの好奇心や無邪気さなども感じました。(はなびやさん 40代・愛知県 男の子7歳)
【情報提供・絵本ナビ】