ジョルジュ・バタイユの《不定形》の美学

水声社
江澤健一郎　

• 価格: 4,950円（本体4,500円＋税）
• 発行年月: 2005年08月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784891765620

内容情報

[BOOKデータベースより]

序論　ジョルジュ・バタイユと造形芸術の問題をめぐる地図
第１章　割れた鏡の中から、亀裂を抉りながら―『ドキュマン』における写真使用法
第２章　『ドキュマン』における不定形の美学―イデアリスムに抵抗する唯物論
第３章　芸術の誕生をめぐって―『ラスコーあるいは芸術の誕生』、芸術の生成的価値と内在性
第４章　人間の形象―『ラスコーあるいは芸術の誕生』『マネ』『エロスの涙』を結ぶ線
第５章　表象の抹殺、口を開く裂け目―『マネ』と現代絵画の誕生
結論　形態の下にあるもの

[日販商品データベースより]

バタイユの美術論は、彼のエロティシズム論と直結しており、今も生々しい挑発であり続けいてる。本書は、バタイユの図像や造形に関する思索の一貫性を精緻に読み解いた、初めての試み。