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在日ふたつの「祖国」への思い

講談社+α新書 239ー1C

講談社
姜尚中 

価格
880円(本体800円+税)
発行年月
2005年03月
判型
新書
ISBN
9784062723060

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内容情報
[BOOKデータベースより]

最も近く遠い隣国!相互理解の入門書!日朝の歴史百年、孤独な時の扉を恋郷者が開く!占領と分断、背き合い生きた列島と半島の人々の恩讐の声を掬い希望を紡ぐ情と理とは。

はじめに―「すべてのわざには時がある」
第1章 光は再び、しかし…敗北と解放の逆説(つかの間の「光復」と試練;彷徨える「解放民族」 ほか)
第2章 背き合う「隣人」(日韓関係―遠い接近;「北送」という悲劇 ほか)
第3章 友と敵のはざまで(疲弊する「地上の楽園」と確執;寄り添い合う「敵」 ほか)
第4章 百年の孤独を超えて―東北アジア共同の家(統一の「長い道のり」とは;南北連合へ ほか)

[日販商品データベースより]

最も近く遠い隣国!相互理解の入門書!
日朝の歴史100年 孤独な時の扉を恋郷者が開く!!
占領と分断、背き合い生きた列島と半島の人々の恩讐の声を掬(すく)い希望を紡ぐ情と理とは!?

朝鮮半島の100年は、余りにも悲惨な出来事の連続だった。そして東北アジアは、憎しみと対立、侮蔑と反発に覆われ、幾重にも引き裂かれてきた地域である。この地域には、慟哭と痛恨の歴史が刻み込まれているのである。再び、それを繰り返してはならない。(中略)朝鮮半島と日本というふたつの「祖国」がその偏狭なナショナリズムの殻を打ち破り、地域により開かれた姿に変わっていくためには、ふたつの「祖国」は南北統一への長い道のりを共に歩んでいく同伴者にならなければならないのである。その曲折に満ちた道程を共に歩きながら、過去を虚心に振り返り、打ち捨てられた歴史の犠牲者に温かい眼差しを向ける時が訪れるに違いない。そのためにも、朝鮮半島と日本は共に変わっていかなければならないのだ。

●亡国の民、保護条約締結100年
●「大東亜戦争」が残した遺産
●朝鮮戦争、憎しみの「殺し合い」
●「殺し合い」の年に生まれて
●日韓条約、遠い接近から40年
●北朝鮮の国際的な孤立化
●日朝平壌宣言の問題とその克服
●韓国の太陽政策と民主的革命
●拉致問題解決のシナリオ
●南北統一への「長い道のり」

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