[BOOKデータベースより]
さて、このスミ、どうしようかな。いつものようにふでにつけてと。なにかかいてみようかな。すると。ポタンとスミが、ふでから、しずくになって紙の上におちた。そしてら、わわわ、びっくりじゃないか。あっというまに、その紙が、ぜーんぶまっくろけになった。たっくん、おどろいたねえ。でも、おどろいたけど、ちょっとおもしろいなとも思った。そこで、こんどは、ちがう紙に、ふででそっとそのスミをぬってみた。ややや、また、あっというまに紙はまっくろけになった。
[日販商品データベースより]小学2年生のたっくんと、お隣りのグウさんは友だち。グウさんは、墨で絵を描く芸術家だ。ある日、留守にしているグウさんの家で、使ってはいけないと注意された墨を使ってしまったたっくんは…。
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はじめて北村想さんの作品を読みました。
劇作家/演出家さんだそうです。
結構長いお話ですが、読者に語りかけるような口語調で、とっても気楽に読めちゃいます。一応、教訓的なものも含まれた内容ですが、そんなの気にせず素直に、楽しんでもらいたいです。
「くまちゃんのジャム」という絵本をまっくろにしちゃうところと、最後の演出(さすが演出家さん!)には笑いました。この物語の魅力と面白さをさらに盛り上げているのが、絶妙な荒井良二さんの絵です。
読み聞かせた4歳の娘は、この不思議ワールドに「なんで?どうして?」攻撃だったのですが、このおかしさがわかるようになるのは数年先なのでしょうか。
また小学生くらいになったら反応を見たいなー。
娘より親の私が気に入ってしまいました。
正統派絵本に飽きて来たらぜひ!
遊び心をくすぐられたい人にもオススメ。(いちがつにがつさん 30代・その他 女の子4歳、男の子1歳)
【情報提供・絵本ナビ】