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[BOOKデータベースより]
スタンダールの言葉にあるように、小説=フィクションは人生を映し出す鏡でなくてはならなかった。しかし二〇世紀は、この鏡の姿に魅せられ、フィクションに対する現実の優位性がぐらつき始めた時代となった。それはプルーストとカフカとともに始まり、谷崎において“現”という特別な形で現れている。眠りの次元を取り込んだ彼らの作品を読み解き、人間の存在と意識に投げ掛けられた新しい光を浮かび上がらせる。
1 プルースト(目覚めの暗闇;入れ子状の寝室 ほか)
[日販商品データベースより]2 カフカ(既視感のなかから;不気味さ ほか)
3 プルーストとカフカと“現”(世界を新しく定義し直した二人;電話 ほか)
4 谷崎の“うつす”世界(谷崎のアクチュアリティ;小説『細雪』 ほか)
フィクションに対する現実の優位性がぐらつき始めた20世紀。本書では、眠りの次元を取り込んだプルースト、カフカ、谷崎の作品を読み解き、人間の存在と意識に投げ掛けられた新しい光を浮かび上がらせる。