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[BOOKデータベースより]
乙訓郡の起源・古代の考古学的・歴史地理学的考察。著者の研究で面白いのは神話学的な研究である。向日神社の祭神について第四章・第五章での研究は諸学説を批判・論破しながら自説を構成して行く過程は推理小説を読むような面白さがある。第六章では乙訓の火雷神の性格が明らかにされる。その神々をまつる乙訓の秦氏について第七章では秦氏のつくる古代寺院論が展開される。神話学からも宗教史研究からも興味深い。第八章及び第九章では、乙訓という地名の語源について、言語学的な研究が展開される。
第1章 乙訓(弟国)と兄国
[日販商品データベースより]第2章 乙訓(弟国)の首長系譜
第3章 乙訓(弟国)と葛野
第4章 乙訓(弟国)のカモ族
第5章 乙訓(弟国)の向日神
第6章 乙訓(弟国)の火雷神
第7章 乙訓の秦氏
第8章 オトク(丘陵)語源説
第9章 ロトク(山)語源説
古代国家形成史上の淀川水系の重要性について、そしてそれ以前の古墳時代の乙訓地域の重要性について、その起源、古代の考古学的・歴史地理学的考察を全面展開。多面的な学問的研究から興味深く読める研究書。