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[BOOKデータベースより]
一九七〇年代以降、近代世界は新しい世界秩序への解体と統合の時代に入った。国民国家に編成されてきた資本と労働と商品は、国境を越え、ジェンダーや家族の枠組みを壊し、文化と政治・経済の領域性や時空間の制約すら越境し、新たな貧富の格差の分断線を引き始めている。あらゆる領域を越え、社会の再編を迫るグローバル資本。その新たな世界経済の編成原理とは何か。
はじめに(時代を切り取るキーワード;二〇世紀という時代 ほか)
[日販商品データベースより]第1章 グローバリゼーションの課題は何か(用語としてのグローバリゼーション;「インターナショナル」から「グローバル」へ ほか)
第2章 時代としてのグローバリゼーション―空間と時間(グローバリゼーションのタイムスパン;グローバル―近代のメダルの表と裏 ほか)
第3章 グローバリゼーションをマッピングする(グローバリゼーションの場と対抗;グローバリゼーションを具体化する「場」 ほか)
第4章 グローバル資本の世界経済秩序―資本のフレキシビリティの回復(転換期としての一九六〇年代;多国籍企業の台頭 ほか)
第5章 グローバル化の脱統合と再統合(排除による新しい貧困;グローバル化によるローカルな空間の崩壊 ほか)
既存の統合規範を破砕し、世界の再編成を迫るグローバリズムの波。その新たな世界経済の編成原理とは何か。新しい社会科学としてのグローバリゼーション研究の課題と可能性を示した意欲的な「新社会科学入門」。