欧州百鬼夜行抄

「幻想」と「理性」のはざまの中世ヨーロッパ

原書房
杉崎泰一郎　

• 価格: 1,980円（本体1,800円＋税）
• 発行年月: 2002年07月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784562035311

内容情報

[BOOKデータベースより]

外来文化であるキリスト教の信仰と、自然崇拝や祖先崇拝、妖精、龍などが交錯する「百鬼夜行」ともいうべき中世ヨーロッパの精神世界を、当時のテクストや豊富な図版とともに生き生きと描く異色作。

第１章　怪人たち（異境の怪人たち；土着の民間信仰―巨人と小人；社会の周縁に住む者―野人、狼人；教会と怪人たち）
第２章　怪獣たち（教会に刻まれたもの；文書に書かれたもの；自然物や自然現象）
第３章　ドラゴンと蛇（動物神話の中のドラゴン（龍）と蛇；聖人とドラゴン；蛇女の伝説；神話、英雄伝説）
第４章　幽霊たち（キリスト教布教の時代；中世の死者祈祷と幽霊；幽霊を科学する―ゴシックの時代；幽霊の土俗化―中世末期；幽霊の姿形）

[日販商品データベースより]

外来文化であるキリスト教の信仰と、自然崇拝や祖先崇拝、妖精、ドラゴンなどが交錯し、理性に目覚めつつも幻想に浸っていた、中世ヨーロッパ人の精神世界を、中世人が残したテクストや豊富な図版とともに描く。