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- 山川均
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価格:3,850円(本体3,500円+税)
【2019年07月発売】
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【2019年07月発売】
[BOOKデータベースより]
国家権力の「硬」とマス・メディアの「軟」が呼吸を合わせて、「IT」を駆使したジョージ・オーウェル的な恐るべき管理社会の構築が、急ピッチで進められている。個性や多様性といった言葉がはんらんし、グローバリズムや国際化が枕ことばのように用いられる風潮のなかで、スケール・アップされた画一化と国粋化が深く根を張りはじめている。始まったばかりの「新世紀」は、はやくも「暗い夜」の直前の薄暮のなかにあるようにみえる。前世紀の89年間を「明治的支配」と格闘した偉大な町医者にして思想家・松田道雄をいま読みかえしてみる。
第1章 思想を育てた温床
第2章 倫理的なものを求めて
第3章 信仰としてのマルクス主義
第4章 貧困・結核・戦争
第5章 日本共産党との距離
第6章 ロシア革命の研究
第7章 戦後民主主義は虚妄か
第8章 人間のための医療と育児
拾遺 二十世紀の備忘録―松田道雄に関連して